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循環器科
僧帽弁閉鎖不全症
心臓の左側に存在する僧帽弁と呼ばれる逆流防止弁が変形することにより、左心房において血液の逆流が生じる病態です。逆流の具合により症状が変化し、重度になると咳症状、運動能力の低下などの症状が発現します。診断にはレントゲン検査、心臓の超音波検査にて行われます。当疾患がある=治療とはならず、「心拡大」、「心不全」の有無を各種検査で評価した上で内服薬の必要性を検討します。
三尖弁閉鎖不全症
心臓の右側に存在する三尖弁の形態異常により右心房において血液の逆流が生じる病態です。先天的な異常によるものと、後天的に発症するものが存在します。
症状として、頸静脈の怒張、肝腫大、末期になると腹水貯留を伴うことがあり、食欲の低下や努力性の呼吸、運動不耐性、沈鬱、チアノーゼなど様々な症状が発症します。診断にはレントゲン検査と心臓の超音波検査により行われ、三尖弁の形態の確認と逆流の具合、心拡大の程度により病態の判断をします。肥大型心筋症
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肺高血圧症
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動脈管開存症
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心房中隔欠損症
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腫瘍科
乳腺腫瘍
乳腺腫瘍は未避妊の犬猫に発生しやすい腫瘍であり、避妊手術を早期に行うことによって発生確率を抑制することができるものになります。良性と悪性のどちらも存在しますが、猫においては犬以上に悪性の発生頻度が高くなっています。
基本的に治療の第一選択肢は外科手術になりますが、腫瘍サイズ、数、転移の具合に応じて治療プランが大きく変わってきます。精巣腫瘍
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リンパ腫
血液中のリンパ球と呼ばれる細胞が腫瘍化することで発症する病態です。
犬、猫ともに多く存在し、皮膚、内臓、リンパ節、脳・神経など様々な部位に発生する可能性があります。リンパ腫の中でも種類は豊富に存在し、動物種、発生部位、などによってある程度の傾向は確認されていますが、その詳細を把握するには基本的には病理・細胞診断が必須になります。
犬においては全身のリンパ節が腫大する多中心型リンパ腫が多く存在しますが、胃や腸管に発生する消化器型のリンパ腫の発生もよく見受けられます。
猫では近年では消化器型のリンパ腫が多く確認されており、そのほかに腎臓型や中枢神経型など診断・鑑別が容易でないものも存在します。各種検査を踏まえ、リンパ腫が確定した場合にはその個体の状態を判断した上で条件が整えば化学療法(抗がん剤)が適応できる腫瘍でもあります。
抗がん剤にも多くの種類が存在し、使用されていますが一般的なリンパ腫で使用される機会の多いプロトコールは多剤併用のもので数種類の抗がん剤を時期を集中させて使用する方法です。その他にも多様な抗がん剤の使い方がありますが、基本的には、患者のリンパ腫の種類に合わせた薬剤の種類、患者自身の状態を考慮した上で使用していきます。しかし、同じリンパ腫であっても抗がん剤の反応が芳しくないタイプも存在し、一部の消化器型や腎臓型、中枢神経型のリンパ腫は治療反応性がよくないことが多いとされています。
一方、抗がん剤で比較的長期に維持できるようなリンパ腫も存在し、その場合には抗がん剤を服用しながら定期的に検査を行い経過観察を行うことが一般的です。悪性黒色腫
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肥満細胞腫
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組織球腫/悪性組織球腫
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肝細胞癌
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腎細胞癌
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血管肉腫
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腎・泌尿器科
慢性腎臓病
腎臓の構造、機能的な異常が持続的に続く状態を慢性腎臓病と呼びます。慢性腎臓病に至る経緯は様々であり、兆候や進行の程度も多様になります。一般的に慢性腎臓病の進行に伴い尿の量や飲水量の増加が顕著になり、その程度に合わせその他の症状も付随します。診断のために血液検査、超音波検査、尿検査などを中心に行い判断します。腎臓は再生能力に劣る内臓のため治療内容としては、腎臓の負担を軽減させ、腎機能の維持を諮る内容となり食事療法、点滴、薬剤、サプリメントなどから治療プランを検討します。
急性腎臓病
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膀胱炎
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尿路結石症
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消化器科
胃腸障害
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膵炎
膵臓において何らかの原因で炎症が生じてしまう病態です。
犬の場合には食事内容に高脂肪の食材が含まれていると、膵臓に負担をかけてしまうために、膵炎の発症につながる可能性があります。
また、手術などで全身の循環状態が麻酔の影響で一時的に悪くなり発症するようなケースもあります。特にご高齢の動物たちにおいて術前、術後の状態の観察も手術を行う上で重要になってきます。
ただ、原因が曖昧な場合の症例も存在しますので、症状と検査所見を踏まえ、総合的に判断し、治療にあたることが大事になってきます。
症状としては、主に食欲不振、嘔吐、下痢、腹部痛などの消化器症状が主体となり、診断には血液検査、レントゲン検査、腹部超音波検査などが特に有用になります。急性と慢性の経過が存在し、急性であれば症状が強く出やすいために、点滴療法を主体に各種薬剤を用いて治療にあたります。
犬の場合には食事内容の変更も重要になりますので、低脂肪食への変更が推奨されます。病態の重症度により、入院下での治療が必要な場合もありますので、早期の発見と病態把握が重要になってきます。腸閉塞
腸閉塞は腸管を通過できない物質を飲み込んでしまうことで、消化管に物が詰まってしまう病態を指します。基本的な症状としては、嘔吐、食欲不振などがよく見られますが決まった症状があるわけではありません。
診断には飼い主様からの情報に合わせて、レントゲン検査や腹部超音波検査を行います。異物の種類によってはレントゲン検査に映らないこともあるため、レントゲンで見えない場合には、腸のガス陰影、超音波検査による消化管の拡張具合や異物本体を探しにいきます。
治療法は誤食をしてからの時間、異物が確認できる場合にはその物の大きさ、形、存在している部位によって大きく変わってきます。
胃内に存在する場合には催吐処置を行う場合が多く、吐き出せない場合には内視鏡検査や胃切開術によって摘出を試みます。胃捻転拡張症候群
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炎症性腸疾患
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皮膚科
膿皮症
皮膚において細菌感染が生じてしまうことで発症する病態になります。さまざまな皮膚炎の合併症として生じる場合も多くその原因も多岐にわたります。
診断としては、皮膚の脱毛、発赤病変(表皮小環)や、患部における皮膚スタンプ検査や培養検査などにおいて細菌が確認されることにより判断いたします。
治療内容として、外用療法として殺菌作用のあるシャンプー療法や場合によっては抗生物質などの薬剤を使用するケースも存在します。ただ、膿皮症の背景にアレルギー性皮膚炎やマラセチア性皮膚炎、免疫疾患や薬剤使用による免疫力の低下などの他疾患が存在している場合もありますので、皮膚と合わせて全身の病態チェックを行い、判断することが大事になります。
原因疾患が別に存在する場合には、そちらの病態と合わせて治療する必要があります。アレルギー性皮膚炎
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外耳炎
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眼科
緑内障
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白内障
眼球内の水晶体が白くなってしまう病態で、一般的には高齢に伴い進行してくくることが多いとされています。高齢期に伴う白内障であれば、視力は低下しますが、明らかな症状として問題がなければ経過観察を行うケースも多く見られます。しかし、白内障が最終段階まで進行した際には水晶体周囲に炎症が生じるぶどう膜炎を併発することもあり、この症状が確認された場合には抗炎症の点眼薬を用いて治療を行います。
白内障の進行を抑制する点眼薬も存在しますので、初期の白内障の場合にはこの薬を使用しながら経過観察を行うことも選択肢となります。
稀に、急激に進行する糖尿病性白内障や若齢期に発症する若齢性白内障も存在しますので白内障の進行具合や進行時期に異変を感じた場合には、一度全身状態も含め確認をすることが重要となります。外傷性角膜障害
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ぶどう膜炎
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歯科
歯周炎
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歯根尖膿瘍
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呼吸器科
肺炎
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気管支炎
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生殖器科
子宮蓄膿症
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前立腺肥大
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脳・神経科
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血液・内分泌科
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