消化器科
腸閉塞
腸閉塞は腸管を通過できない物質を飲み込んでしまうことで、消化管に物が詰まってしまう病態を指します。基本的な症状としては、嘔吐、食欲不振などがよく見られますが決まった症状があるわけではありません。
診断には飼い主様からの情報に合わせて、レントゲン検査や腹部超音波検査を行います。異物の種類によってはレントゲン検査に映らないこともあるため、レントゲンで見えない場合には、腸のガス陰影、超音波検査による消化管の拡張具合や異物本体を探しにいきます。
治療法は誤食をしてからの時間、異物が確認できる場合にはその物の大きさ、形、存在している部位によって大きく変わってきます。
胃内に存在する場合には催吐処置を行う場合が多く、吐き出せない場合には内視鏡検査や胃切開術によって摘出を試みます。